イーシュヴァラ・プラニダーナ(献身)|超美人ヨガ

イーシュヴァラ・プラニダーナ(献身)
パタンジャリヨガ8支分のニヤマ

イーシュヴァラ・プラニダーナ(献身)について

ヨガにおけるイーシュヴァラ・プラニダーナとは神への献身、または自己放棄を意味します。

そして、それはすべての創造物が神聖な意識の表れであると認識することです。

普段私たちは、神聖なもの、神などを意識することはほとんど無いかもしれません。しかし、ヨガでは、常に神聖なもの、神を意識することが大切であると考えます。

神というと何か特別なもののように感じてしまうかもしれませんが、あらゆるものが神の現れであると考え、それらに対して感謝の気持ちを忘れないことが大切であるといえます。

伝統的なヨガやヒンドゥ教では、クリシュナやシバ神などの絵じっと見つめ続けるというようなことを行います。また、こうした神の名前を繰り返し唱え続けることも行います。

イーシュヴァラ・プラニダーナは、自己放棄しすべてを神へ捧げる(献身)ものです。

社会生活を行いながらヨガを実践するものにとっては、すべてを捧げるというのは難しいでしょう。自分の生活環境に合わせて、イーシュヴァラ・プラニダーナのエッセンスを取り入れることができます。

例えば、人間関係において、苦手な人がいたとしたら、その人を神の現れとして見てみましょう。その人を苦手になったということは何らかの原因があったはずです。しかし神という崇高な存在からその人を見てみることにより、その原因が大したことでないこと、気にする必要もないことになるかもしれません。

すべてを捨てて山にこもる必要はありません。イーシュヴァラ・プラニダーナの考えを、今の生活にうまく利用しましょう。

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