世界中に全米ヨガアライアンスの認定校が数多くありますが日本ではどうでしょうか?
まずは現在の状況を見てみましょう。
2019年7月現在、日本にある全米ヨガアライアンス認定校(スクール)の数は164です。
但し、1つのスクールで色々な地域に登録している学校があるので、実数はもう少し少なくなります。それでも日本全国に100以上の全米ヨガアライアンス認定校があることになります。
2019年全米ヨガアライアンス認定校
・東京: 69校
・大阪: 30校
・名古屋: 10校
・福岡: 12校
その他: 43校
圧倒的に東京が多いですね。全米ヨガアライアンス認定校のほぼ半数が東京にあるようです。東京でのヨガインストラクター養成資格コースの受講を検討している方は、選択肢が多いのは良いですが、どこを選べばいいか悩みますね。
2019年には100校以上の全米ヨガアライアンス認定校が日本にあるとわかりました。
次に過去に戻ってみましょう。
2010年時点で日本での全米ヨガアライアンス認定校(RYS)は14でした。
2010年全米ヨガアライアンス認定校
・東京: 6校
・大阪: 3校
・兵庫: 2校
・神奈川: 1校
・富山: 1校
・福岡: 1校
驚くことにこの約10年で10倍の数になっています。東京、大阪、福岡の各地域でもそれぞれ約10倍になっています。2010年当時は全米ヨガアライアンス認定校の数自体が少なく、地域によっては全米ヨガアライアンス認定校が全くない場所も多くありました。
2010年ごろは、まだまだ全米ヨガアライアンスの認知度も低く、全米ヨガアライアンス認定を取得している人も少なかったようです。
今ではすっかりヨガインストラクター資格のスタンダードになっていますね。全米ヨガアライアンス認定はヨガインストラクターとして持っていて当たり前の資格になりました。
全米ヨガアライアンス認定校(RYS)の今後はどのようになっていくのでしょうか?
この10年間で急激にその数が増えました。ヨガインストラクターになりたい人は現在でも一定数はいますが、全米ヨガアライアンス認定校は現時点でそれを十分カバーできるくらいすでに存在しています。
今後は全米ヨガアライアンス認定校の中での競争が激しくなり、その数は増える一方ではなく、減っていく可能性もあります。
2019年に全米ヨガアライアンスから、全米ヨガアライアンス認定校の指導レベルを上げるための変更が発表されました。
1つの大きな変更として、今まではヨガインストラクター養成講座を指導する責任指導者(E-RYT)について、講座全体の32.5%以上を担当すればよかったですが、今後は75%以上を担当しなければならなくなります。
この変更により、例えば大手の全米ヨガアライアンス認定スクールで、たくさんの生徒を集めたくさんの講座を開催していたところは影響があるかもしれません。
いままでは責任指導者(E-RYT)ではないインストラクター(指導の質が低い)がクラスを担当していても大丈夫でしたが、今後は責任指導者(E-RYT)が75%以上を担当しなければならないので、大手の全米ヨガアライアンス認定校では責任指導者(E-RYT)が足りなくなる可能性がでてきます。
全米ヨガアライアンス認定校の変化について見てきました。
それでは全米ヨガアライアンス認定資格取得を考えているヨガインストラクター養成コースの受講者にとって、この変化はどういう意味があるのでしょうか?
良い点:
・ヨガインストラクター養成の選択肢が増えた
・全米ヨガアライアンス資格取得が身近になった
・ヨガインストラクター養成指導者の質が上がる
悪い点:
・全米ヨガアライアンス資格取得の価値が低下した
・全米ヨガアライアンス認定ヨガインストラクター養成の選び方が難しい
まとめ:
全米ヨガアライアンス資格はヨガインストラクターとして持っていて当たり前になっています。
全米ヨガアライアンス認定校を選ぶ時には、資格取得のしやすさよりも、その内容が充実しているスクール、そしてしっかり学べる少人数(1クラス6名程度)のスクールを選ばなければなりません。